活用事例

Collectroの活用事例をご紹介
2024.05.27

IPコンテンツの人気をデータ分析で予測! 物販の売上と在庫の消化率が上昇した取り組みとは?

株式会社レッグスでは、IPコンテンツを活用した幅広いコンテンツコラボレーションを展開しています。今回は、株式会社レッグスで物販の企画設計を展開しているセクションの二階堂氏、石原氏、高橋氏に、需要予測についてのお話をお伺いしました。

株式会社レッグス

Collectroの導入の動機・課題

部署のミッションや業務内容について教えていただけますか?

高橋さん:コンビニやドラッグストアなどで、IPコンテンツのグッズ企画・展開を行っています。今、特に力を入れているのが、コンビニの雑誌コーナーでのグッズ販売ですね。

左から、株式会社レッグスの石原氏、高橋氏、二階堂氏。

導入のきっかけを教えていただけますか?

二階堂さん:元々、販促キャンペーンと連動している物販は、ある程度の結果が出ていました。でも、販促キャンペーンと連動していない物販の売上が散々で、やればやるほど赤字になっていく状態だったんです。

そのため、本当にそのIPコンテンツを採用すべきかどうかの判断基準と、販売予測や製造数量を決める根拠が欲しいと思い、試験的にCollectroIPDBパッケージ(以下IPDB)を導入することにしました。

 

IPDBの導入にあたって、他社ではなくHogetic Labを選ばれたのはなぜですか?

二階堂さん:来店予測や通常商品の需要予測をする会社は多いですが、エンタメ領域で需要を予測するサービスを展開している会社がほとんどないため、Hogetic Lab以外は考えていませんでした。

石原さん:実は以前から、IPコンテンツの需要予測や影響力の数値化ができないかっていうのを考えていました。その際、他社も検討してはいたんです。

ただデータの作成まではできますが、検証は自分たちでやってください、っていうところが多かったんです。でも、Hogetic Labは「PoC(概念実証)を一緒にやりましょう」っていうスタンスだったのが大きかったです。

導入当時、Hogetic Labのフットワークの軽さが良かったと振り返る石原氏。

Collectro導入のプロセス

導入のプロセスはいかがでしたか?

二階堂さん:普段の業務フローのなかに、需要予測の数値化をどう入れ込むかは悩みました。

ただでさえ忙しいなかで、今までやっていなかった業務を後から追加するのは、現場メンバーにとって結構負担になるのでどうしたものかなと。なので、数値での予測を推進し、業務フローに入れ込む専任のメンバーをつくって、導入を進めました。

導入当初は、予測精度が信頼できるかわからない、という意見もありましたよね。

石原さん:そうですね。こういう新しい取り組みって、まずは、トップダウンで現場に落としていくことが必要だと思っています。なのでIPDBの導入当初は、得られた予測をもとにどのIPコンテンツを採用するか、どれくらいの商品数を作るか、などの意思決定は執行役員や本部長など上のポジションにいるメンバーが行っていました。

ただ、これからは現場がIPDBによって得られた予測や数値を活用して意思決定をしていくフェーズになってきたので、ボトムアップの要素が強くなっていくと思います。

導入から株式会社レッグスと並走してきた弊社の井上がインタビューを実施。当時の苦労を振り返る場面も。

Collectro導入の効果・今後の展望

IPDB導入後は、どのような変化がありましたか?

石原さん:あくまで試算ですが、以前のやり方で企画をしていた時と、CollectroでIPコンテンツの人気予測や売り上げの予想を行うようになってからとを比較すると4,000万円の利益が出そうです。

もちろん実際には現場のメンバーの頑張りも大きいと思うので、IPDB単体での効果とはいえませんが、実際の数値としてそれくらい出ているのは確かです。

二階堂さん:企画全体の需要予測以外にも、店舗別の売上が分析できるようになって、配荷の効率が上がりました。以前は、どの店舗にどのくらい送品するかっていうのを決める作業を2人がかりで行っていましたが、IPDBを使うことで、1人でもぱっとできるようになりました。

高橋さん:結果として、在庫の消化率も1年で平均20%ほど上がりましたね。

IPDBの導入後にチームに加わった高橋氏。さらなる業務効率化を目指す

導入した感想を教えてください。

二階堂さん:IPDBの予測数値っていう一定の基準ができたことで、目線を合わせられるようになったのがよかったです。

 

今後の展望を教えてください。

石原さん:今は、コンビニの物販に関わる部署で主にIPDBを利用していますが、今後は、テーマカフェの部署でも展開していきたいと考えています。

二階堂さん:ドラッグストアなんかも良いですね。IPDBを使うことで各部署の企画立案に対する考え方のベースを合わせられると、部署異動も今より楽になりますし。

石原さん:とはいえ、現場で企画を担当している方々のアビリティも高いので、どこまで考え方を予測に基づいてフォーマット化していくのかは今後の検討課題です。

Collectroのオススメポイント

実際に使ってみた目線から、どういう会社に向いていると思いますか?

石原さん:IPコンテンツを取り扱う会社ですね。IPコンテンツは定番がなく、極端な話すべてスポットの仕事になるので、IPDBのような人気を予測して数値化できるソリューションはIPコンテンツでビジネスをしている方々には親和性が高いと思います。

二階堂さん:コンテンツの人気など、目に見えづらい予測を個人の勘に頼っている会社、企画が属人化している会社にも向いていると思います。

企画したり、判断したりする立場になったとき、勘だけじゃなくて、何かしらの客観的な判断軸をもっているのは大切だと思いますね。

二階堂氏は、企画立案や決裁のタイミングで客観的な根拠が必要と説明する。

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